わたしたちについて

先進救急災害医学とは

先進救急災害医学は、救急医療の現場で患者さんに向き合うことを土台に、集中治療、災害医療、教育、研究へとつながる分野です。
目の前の患者さんに迅速に対応する力だけでなく、その後の全身管理、多職種連携、平時と有事の両方を見据える視点が求められます。
名古屋市立大学 先進救急災害医学では、救急の現場で培う力を、より広い医療の価値へとつなげていくことを大切にしています。

先進救急災害医学とは

先進救急災害医学は、救急医療を中心に据えながら、重症患者さんへの対応、災害時に求められる医療、教育、研究など、幅広いテーマに向き合う分野です。

救急の現場では、短い時間の中で状態を見極め、優先順位を判断し、必要な対応につなげる力が求められます。
一方で、救急医療はその場の初期対応だけで完結するものではありません。初期対応後の重症管理、多職種連携も患者さんのよい経過には必要不可欠です。また、日頃からの地域とのつながり、いざという災害への備えなど、さまざまな視点が重なり合って急性期医療は成り立っています。

先進救急災害医学は、こうした救急医療の広がりを捉えながら、診療の質を高め、次の時代の医療へとつなげていく分野です。

先進救急災害医学が向き合う領域

救急医療と初期対応

救急外来では、内因性疾患から外傷まで、新生児から高齢者まで、さまざまな状態の患者さんに迅速に対応することが求められます。
先進救急災害医学では、まずこの初期対応の現場で必要な判断力と対応力を土台としていきます。

重症管理と集中治療

救急医療は、初期対応のその先まで続いていきます。
重症患者さんの全身状態を見ながら、その後の治療や管理につなげていく視点も重要です。
救急と集中治療は切り離されたものではなく、連続した医療として考える必要があります。

災害医療への備え

先進救急災害医学では、平時の救急医療だけでなく、災害時に必要とされる医療や体制にも目を向けます。
日常診療の経験を基盤としながら、有事に備える視点を持つことも、この分野の大切なテーマです。

教育という役割

大学医局における救急医療は、診療だけで完結するものではありません。
日々の症例や経験を次の学びにつなげ、後進の育成へ還元していくことも重要な要素です。

研究と発信

日常の診療で得られた気づきや課題は、研究や学会発表、論文などを通して医療の発展につなげることができます。臨床で得た経験を、より広い価値へ還元していくことも、大学医局ならではの特徴です。

先進救急災害医学だからこそ得られる視点

  • 先まで見渡す視点

    その場の対応だけでなく、その後の経過や全身管理まで考える視点が養われます。

  • チームで支える視点

    救急医療は、一人で完結するものではありません。
    看護師、救命士、薬剤師、療法士、そのほかの医療スタッフと連携しながら、多職種で患者さんを支える視点が育まれます。

  • 平時と有事の両方を考える視点

    日常の診療だけでなく、災害時に求められる体制や役割まで視野を広げることができます。

  • 臨床を教育・研究へつなげる視点

    経験を積むだけで終わらせず、その経験を後進の育成や研究・発信へとつなげていく視点が身につきます。

名市大救急の3つの特長